スポーツをしていると、
痛みや炎症はつきものです。
土踏まず、膝、すね、シンスプリント、股関節…
限界に挑戦することは、必ずこの痛みや炎症の繰り返しであり、
それをどう抑え修復させるかがカギになってきます。
目次
◎痛みは炎症によって生じる
炎症とは筋肉や皮膚などの細胞組織の破壊による修復作用で生じる反応です。
炎症には以下の4つの兆候が特徴的です。
・発赤
毛細血管や細動脈の拡張によって血流が増加することで赤くなる。
これによって治療物質の供給と除去を円滑に進めているのです。
・痛み
身体中に張り巡らされている神経の末端に痛みの物質が授与されて、
中枢神経を伝わって痛みとして感じます。
これはその組織に異常が生じたことを伝える身体の防御、制御反応なんです。
・発熱
修復反応は高い温度で活性化されるため、白血球が発熱物質を生産することで起こります。
・腫れ
毛細血管が拡張し、修復するための活発な物質交換の場所を広げるため組織が広がる。
蚊に刺されたら赤く腫れて熱を持ってかゆみが出るのは、蚊の体液がヒトの組織に入ったことに対する修復作用、
つまり炎症なんです。
ちなみに蚊のかゆみの原因物質は、45℃以上の高熱で処理能力が活性化するため、お湯をかけると痒みはおさまるし、修復も早くなります♪
◎炎症を早く回復させるには
それでは、以上の炎症の原因とその意味を考えると、ピッチャーが投球後に肩を冷やすとか捻挫したら冷やすとかはどうなんでしょうか?
あれは僕が考えるに、この炎症反応(熱、痛み、腫れ)が辛いため、それを一時的に抑えているに過ぎないと思います。
風邪を引いたら風邪薬を飲むという対処療法と同じで、
つまり、本来備わっている治癒力を妨げることで回復を遅らせているのではないかと思うのです。
もちろん初期的な炎症の暴走を抑制するために冷やすというのはあると思うけど、
冷やし続けるというのは逆効果かなと。
あと、そういう意味では痛み止めをして走り続けるというのも。
◎痛みの根本的原因を考える
ランニングの痛み(膝、土踏まず、股関節、肉離れ)の炎症を回復する方法
そして、その痛みと言うものには必ず因果関係があります。
痛みの原因は炎症で、炎症の原因は損傷で、損傷の原因は
「継続的外的負荷」です。
つまり、「オーバーユース(使い過ぎ)」か
「正常でない負荷」が最終的な原因です。
ここを正さない限り、痛みや故障は無くなりません。。。
・オーバーユース
「オーバーユース」については、
「回復<消費」となっており、
筋肉痛も痙攣も関節痛も全てこれが原因で、回復が間に合わないほどに消費した結果です。
これを起こさないためには、必要以上の消費をしないことか、回復のスピードを上げるため超回復効果を訓練によって向上させるかです。
「正常でない負荷」については、正常の位置ではない力が過剰に加わることによって損傷が起きます。
「腸脛靭帯炎」「足底筋膜炎」「シンスプリント」「股関節痛」等のランナーにおける故障の原因が、
この「正常ではない負荷」+それに耐えきれない「オーバーユース」となっています。
ランニングの痛み(膝、土踏まず、股関節、肉離れ)の炎症を回復する方法
それはつまり、着地の際の正常でない方向からの負荷が原因となっていることが多いので、フォームや力みない走り方と言うのはとても大切です。
実は僕は食と健康ももちろんそうですけど、この身体の機能のメカニズムに加え、故障の原因と対策についてこれまでにかなり勉強中です☆
ですので、これからもそういう記事を更新して、たくさんの読んで頂ける読者に手助け出来たらなと思います♪
それでもどうしても痛いところが直らないと言う方は、怪我にダイレクトに聞く栄養素を含んだ医薬品を飲むことをお勧めします。